一般的に葉物野菜は暑さに弱いものが多く、夏にはほとんど出回りません。しかし空心菜は暑い場所で採れる野菜で、収穫時期は7~9月頃。まさに今が旬!
夏場でも新鮮な状態で食べられる野菜として貴重な栄養源です。あまり馴染みがないという人も、この機会に空心菜の魅力を知って使ってみましょう!
空心菜は沖縄では古くから栽培されている夏野菜で、中国から伝えられました。その後、九州に伝わりましたが、中国野菜がブームになった昭和56(1981)年頃から注目されるようになりました。
空心菜は非常に栄養が高く、なかでもβ-カロテンの含有量は野菜のなかでもトップクラス。
シャキシャキした茎の歯ごたえが特長で、葉はとても柔らかく、ほうれん草にも似た淡白な味です。食べる前にアク抜きも要らず、火の通りが早くサッと1品できあがるので、時間がない時や忙しい人にとっても頼れる助っ人食材です。
新鮮な空心菜が手に入ったら、ぜひ試していただきたいのがサラダです。
ベビーリーフのように柔らかな葉はそのままで、茎部分だけ細かく裂きます。ドレッシングにナンプラーを使うと、いつもと一味違うエスニックサラダの完成です!
鮮度は茎の下の切り口を見れば、すぐわかります。新鮮なものは、みずみずしく、つぶれがなく、きれいな丸い形になっているので、チェックしてみてください!